ルブリセンサーは微少流量検知を目的に開発し、口径もPT 1/8一種類だけですがフローセンサーは
PT 1/8,1/4,3/8の3種類をご用意し(流量値固定型はPT 1/8,1/4の2種類)、流量値調整型は微少から大流量まで広範囲の調整が可能な構造になっています。
即ち微少流量で検知信号を出し、更に大流量を流すことが可能で、逆に大流量から設定値の微少流量になったときに信号を出すこともできます。
型式 | 口径 |
流量値設定基準 (オイル?68,20℃の場合) |
最大流量 差圧500kPaのとき |
---|---|---|---|
FLOSEN TYPE BM-C | PT1/8 | 10cc/分でON | 500cc/分 |
FLOSEN TYPE KM-C | PT1/4 | 100cc/分でON | 3, 000cc/分 |
材質B.S,圧力210kg/c㎡MAX,標準メタコンリード線3mが付属します。5m,8m,10mもあります。
メタコンリード線 1P×0.3m㎡ 外径4.0mm,耐熱,耐油,難燃,柔軟,
白/黒…+信号線,黒…-グランド線
特注品としてBM-C型には50cc/分と100cc/分,KM-C型には200cc/分もあります。
TYPE BM-C=本体重量60g+メタコンリード線(標準3m) 76g=合計136g
TYPE KM-C=本体重量210g+メタコンリード線(標準3m) 68g=合計286g
型式 | 口径 |
調整範囲 (オイル?68,20℃の場合) |
最大流量 差圧500kPaのとき |
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FLOSEN TYPE CE | PT1/8 | 0.05~500cc/分 | 1,000cc/分 |
FLOSEN TYPE CK | PT1/4 | 0.3~2,000cc/分 | 3,000cc/分 |
FLOSEN TYPE CL | PT3/8 | 0.5~3,000cc/分 | 10,000cc/分 |
本体材質アルミ,表面アルマイト処理,圧力 210kg/c㎡MAX。
標準メタコンリード線3m(上出し)が付属。
メタコンリード線 1P×0.3m㎡ 外径4.0mm,耐熱,耐油,難燃,柔軟,白/黒…+信号線,
黒…-グランド線
グリス用としてCE-G,CK-G,CL-Gもあります。
特注品としてCE-Gには更に硬いグリス用のCE-G-K1,CE-G-K2,CE-G-K3もあります。
CE-G-K3が一番硬いグリス用です。
CE型=本体重量106g+メタコンリード線(標準3m) 68g=合計174g
CK型=本体重量194g+メタコンリード線(標準3m) 78g=合計272g
CL型=本体重量494g+メタコンリード線(標準3m) 78g=合計572g
当社センサーは流量?粘度により設定値が変化しますが、条件が一定であれば、ある設定値にてON又はOFFの信号が出せます。
動作原理で説明した図1において-電極④と+電極①とのクリアランスxを調整することによりある流量値にて信号を出すことができます。
図2に於いて調整リングのツメ穴に専用工具を入れ右に廻すとクリアランスxが小さくなり流量小にて感知する様になります。
左に廻すと、クリアランスxが大きくなり流量大にて感知する様になります。
センサーの設定値は流量上昇時ONと下降時OFFとには流体により違いますが約10~20%のヒステリシスがあります。
又調整リングを左に.廻しすぎるとОリングがきかなくなり、流体がセンサー外へ漏れますので注意してください。
センサーの取り付け方向は問いませんが、センサー内の空気抜きは十分行ってください。
特に微少流量の場合は自然に空気が抜ける様な取り付けが必要です。
センサーをオイルラインに繋ぎ、検知させたい流量のオイル(グリス)を流します。
黒いプラスチックのキャップを緩めてから、アルミの上蓋を手で廻して外してください。
その後切り欠き凹部に調整工具(別売)を引っ掛けて少しずつ廻して調整します。
時計回りに締め込むと感度が良くなり(少しの流量で反応します)、緩めると感度が悪くなります。
数ミリ回しただけでもかなり変わりますので、少しずつ回して調整してください。
反応位置が決まりましたら、アルミの上蓋と黒いキャップを元に戻します。
調整工具は全て別売りでセンサーには付属しませんのでご注意ください。
センサーをオイルラインに繋ぎ、検知させたい流量のオイル(グリス)を流します。
ロックネジ(イモネジ)を六角レンチで緩めてから、調整工具(別売)を少しずつ廻して調整してください。
時計回りに締め込むと感度が良くなり(少しの流量で反応します)、緩めると感度が悪くなります。
数ミリ回しただけでもかなり変わりますので、少しずつ回して調整してください。
反応位置が決まりましたら、ロックネジ(イモネジ)を固定してください。
調整工具は全て別売りでセンサーには付属しませんのでご注意ください。
センサーの感度は流体の流速及び粘度により大きく変わります。
ポンプからセンサーまでの間に空気が入っていると、流速が下がって感度が悪くなり、センサーの作動
?時間も長くなってしまいます。センサーの調整は空気抜きを十分に行った後にしてください。
最初はセンサー内にも空気が溜まっています。センサーのOUT側を上にして空気抜きをしてください。
配管にフレキシブルホース等を使用している場合にも流速が落ちますので再調整が必要です。
夏と冬、機械停止時と作動時でオイルの温度(粘度)が大きく変わる場合、温度が高い(粘度が低い)条件
?での調整を推奨致します。極端な場合冬場に調整して作動していたものが、夏場になりオイルの粘度が
?落ち作動しなくなる場合が生じます。空気及び粘度の影響は流量が少ない程大きくなります。
グリスは油オイルに比べ温度による体膨張及び収縮が大きく、特に下記に注意する必要があります。
定量弁からセンサーまでの間で、パイプが太くグリスの体積が大きい等の場合、温度が上がると体膨
?張によりグリスが吐出され、定量弁が作動していないのにセンサーが作動してしまうことがあります。
その逆で温度が下がると体収縮により定量弁からグリスが吐出されてもパイプ内に吸収されセンサー
?までグリスが行かず作動しない場合もあります。
特に吐出量が小さく、センサーの感度の高いものを選定した場合、及び粘度の高い場合(?1.2.3)が顕
?著です。
常時一定に温度が管理されていない限り、センサーはできるだけ定量弁の吐出口近くに直接付けるこ
?とが重要になってきます。
センサーのIN側でフレキシブルホースを使用している場合、定量弁が作動していないのにフレキシブ
?ルホースの動きによりグリスが吐出されてしまい、センサーが作動してしまうことがあります。
又この逆で定量弁が作動しグリスが吐出されたのに、フレキシブルホースに吸収されセンサーが作動
?しない場合があります。フレキシブルホースはできるだけ使用しないでください。
センサーのIN側に空気が溜まると定量弁からグリスが吐出されても、流速が極端に小さくなりセンサ
?ーが作動しない場合が生じます。空気抜きは充分に行ってください。